動物も人と同様に、輸血が必要となる時があり、輸血さえ出来れば救える命があります。しかし、日本には人のように、動物医療において広域で利用ができる輸血システムがないのが現状です。
そのため、当院では当院内の犬・猫がドナーとしての役割を担っていました。しかし、症例数の増加に伴い、自院内だけでは十分な血液を確保できないのが現状です。
病気や急な手術の際に、すぐに対応できるように輸血ドナーのご協力をお願いしております。1頭でも多くの命を守るために皆様のご協力をお願い致します。
1.1. 当院の患者様およびその紹介者様の動物
2.輸血が必要になった際に当院へご来院いただける方(例外として送り迎えをする場合あり)
ワンちゃん | ネコちゃん | |
年齢 | 中年以下 | 中年以下 |
体重 | できれば15kg以上 | 4kg以上 |
予防 | 毎年の 1) 狂犬病予防接種 2) 混合ワクチン接種 3) フィラリア予防 |
毎年の 1) 混合ワクチン接種 |
その他 | 1) 妊娠・出産歴が無い 2) 採血時におとなしくしていただける子 |
1) 妊娠・出産歴が無い 2) 完全室内飼育(原則として) 3) 猫免疫不全ウイルス(FIV)および 猫白血病ウイルス(FeLV)が陰性 4) 採血時におとなしくしていただける子 |
・血液検査27項目
・一般身体検査
・血液型検査
※ワンちゃんの場合はフィラリア検査
※ネコちゃんの場合はウイルスチェック
1 | ドナー登録の旨をお申し出ください。 病院にご来院いただき、検査を受けていただいた後にドナー登録をします。 |
2 | 輸血が必要になった際に病院より電話で連絡をさせていただきます。 (緊急の際は夜間の場合もありますのでご了承ください) |
3 | ご来院後、しっかりした健康診断と血液検査をさせていただきます。 |
4 | 3)の検査で特に問題がなければ、採血をさせていただきます。 ※採血は基本的にお首から行います。 ※ ワンちゃんは基本的に無麻酔で行いますが、ネコちゃんは、場合によって鎮静をさせていただくこともあります。 ※ また、採血時に毛刈りをさせていただく場合もございます。 併せてご了承ください。 |
5 | 採血後は、念のため点滴を少しさせていただくことがあります、特に問題がなければそのままご帰宅していただけます。 |
どんな子も、いつ何時輸血が必要になるかは分かりません。
皆様の助け合いとご協力があってこそ、多くの命を救うことができます。
詳しくは当院のスタッフへお尋ねください。
皆様のご協力を心よりお願い致します。
ドナー登録に関しては、
TEL : 046−875−1199 までお尋ねください。