湘南臨床研究会による症例検討:腎臓リンパ腫と胸腔内転移と思われる胸水貯留

3月13日20:00~22:30湘南臨床研究会にて症例発表及び検討会。当院の三谷獣医師が発表した。左右の腎臓の腫大と胸水貯留で来院した小型犬12歳。元気食欲無し、呼吸速迫の症状だった。CBC,Chem,Xray,Echo,腎臓のFNAによる細胞診と抜去した胸水(160cc)の細胞診から両腎のリンパ腫と胸腔内転移の診断がついた。飼い主様のご希望でマイルドな治療を始めた。プレドニゾロンとL-アスパラギナーゼでスタートし状態が良好になったら

日本獣医内科学アカデミーin東京国際フォーラム(2月14日~16日)

なかなか3日間連続ですべてを受講することはできなかったので、出席可能な日で興味のあるタイトルや内容の講演を受講してきた。内科全般の学会のようなフォーラムだが若い獣医師が多いせいか内容的には基礎的なものが多かった。今回一番印象に残った講演は、どうぶつの総合病院の福島建次郎先生のタイトル「日本でも気をつけたい犬・猫の感染症」で、海外ではかなり一般的な人獣共通感染症やダニ媒介性疾患や真菌感染症などがあるが、日本ではほどんどの獣医師がこれらの疾患を意識しておらず、例えば蛋白尿を呈する動物や発熱を伴う関節炎様の症状のある動物、更には免疫介在性溶血性貧血や同血小板減少症等の鑑別診断の中にこれらの疾患が入っていないのが現状だ。海外から帰国した経歴の動物は勿論、日本でも茨城県や福島県などの関東圏で実際に複数の症例が報告されているし、北海道や九州にもダニの体内にこれらの微生物が確認されているので、タンパク尿が見つかったら、鑑別診断に相当な知識が必要だが、薬剤投与の有無確認、CBC、USGは勿論、UPC、血圧測定・眼底検査等々と全身性2次性蛋白尿に関連する感染症のスクリーニング検査を実施する必要があるだろう。

湘南臨床研究会・三谷獣医師の発表

三谷獣医師より「ネコの口腔内扁平上皮癌の治療について」の発表があった。分子標的薬のトセラニブとメタカムの併用による長期使用についての注意点について石田卓夫先生よりコメントを頂き、とても有意義な勉強ができた。

 

 

 

 

 

アメリカで外科研修を受けてきました。

先日、約1週間お休みを頂き、米国のOquendo Campusで開催された
「ラスベガス獣医腫瘍・軟部外科実習セミナー」に参加して参りました。
実習内容は一般診療でも遭遇する軟部外科から、高度な腫瘍外科まで多岐にわたりました。

直腸プルスルー術、会陰ヘルニア閉鎖術
甲状腺・副甲状腺切除、永久気管設置術
短頭種症候群の鼻口拡張、反転軟口蓋形成術
全耳道切除+鼓室切除、肝葉切除、肺葉切除
前立腺切除、上顎・下顎骨切除術、半骨盤切除術

など、20種類近い外科手術を朝から夕方までかけて毎日みっちりと学びました。
午前に講習を受けて、午後からすぐに外科実習に取り組むという形式のセミナーで
かなり実践的な内容となっており、非常に効率的に外科手技の習得が出来ました。
これらの貴重な経験を日々の診療で還元出来るよう精進いたします。【獣医師 三谷壮】

ソレイユの丘で遊んだ後、アズーラマーレ佐島でイタリアンランチ

 

毎年の5月のイベント:今年はソレイユの丘で童心に帰って遊んだ後、湘南の野菜や魚介、湘南豚を使ったとっても美味しいイタリアンのコースで堪能した。

 

グリーフケアセミナー院内検討会

4月23日(火)院内セミナー2症例について検討。どちらも我々の基本としていること、つまり今後は動物の幸せをメインに考えた生活を送れるよう飼い主さんと一緒に進めていく努力をしていくことになった。

湘南臨床研究会で症例検討会で発表「胸腺のリンパ腫」

4月18日(木)藤沢にて

動物循環器病学会に参加してきました。

先日、動物循環学会に参加してきました。

コロナの流行を受けて対面での学会開催ができずにいましたが、数年ぶりの対面での開催でした。今回のテーマは『僧帽弁を極める』。

犬で最も多い心臓病が僧帽弁閉鎖不全症です。私も必ず毎日診察している病気の1つです。様々な視点からこの病気を考える良い機会になりました。【滝沢】

湘南ビーチFMのスタジオライブ放送「多頭飼育のメリットとデメリット」について

3月12日10:15分より湘南ビーチFMにて、今回は「多頭飼育のメリットとデメリット」についてのお話をした。

zoomによるグリーフケア症例検討会

滝沢院長による飼い主さんとワンちゃんに対する素晴らしい対応は阿部美奈子先生より高評価をいただいた。新人のスタッフ2名にも大変勉強になったのではないでしょうか。