投稿者「葉山どうぶつ病院」のアーカイブ

猫の鼻咽頭ポリープ

2歳の日本猫が半年前から風邪の症状があって、点鼻薬と抗生剤の内服等で治療を受けていたが、ほとんど改善せず、1か月ほど前から呼吸が苦しそうになり、食べたものを嘔吐するようになった。またぐったりしてきたため、1週間入院点滴の … 続きを読む

フクロモモンガの去勢手術

フクロモモンガを複数飼育していらしたお宅で、2匹の雄を去勢手術を希望されたので実施した。この種類の動物の去勢は手術自体は眼科器具を使用しての繊細な手術というだけで、特に難しいことはありません。むしろ術後の術創の保護、防護 … 続きを読む

犬の脾臓の線維組織球性結節

15歳のトイプードル避妊雌が慢性腎不全に罹患していた為、精密検査を実施し、その際のX線検査とエコー検査により、脾臓のマスが見つかった。飼い主の方とご相談の上、腫瘤ごと脾臓摘出を実施することになった。腎機能を損なわないよう … 続きを読む

老齢の雑種犬の脾臓捻転

主訴:昨日より急に元気食欲がなくなり、ぐったりしている。現症:腹部は腫大し、心拍数が増加しており動かない。血液検査:Ht16.8%、WBC49920と高く、特に好中球・単球・好酸球が増加していた。肝パネル・腎パネル共に正 … 続きを読む

犬の脾臓のマージナルゾーンリンパ腫

13歳のシーズーが中手骨を骨折し、手術をすることになったが、術前検査の     X線検査で中腹部のマスが見つかり、エコー検査で脾臓のマスであることが分    かった。飼い主の方との相談の結果、脾臓の全摘手術により、病理組 … 続きを読む

老猫の皮膚に発生した多中心性表皮内扁平上皮癌(ボーエン病・ボーエン様表皮内癌)

かなり老齢の日本猫が慢性の皮膚炎があり、舐め壊してただれているということで、抗生物質等で治療していたが、一向に良くならないので、思い切って皮膚バイオプシーによる診断をすることになった。病変部は両前肢の手掌部とその外側また … 続きを読む

老犬の指先に発症した爪下角化棘細胞腫

11歳の雑種犬が前肢第5指にケガをしたらしいということで、他院にて治療をしていたが、治らず次第に悪化した為、当院に来院した。来院時は前肢の跛行と剃毛により第5指の指全体の腫脹と爪の異常な形状と皮膚の糜爛と出血が存在した。 … 続きを読む

老齢のヨークシャーテリアの腎臓の線維腫症

10歳の去勢雄のヨークシャーテリアが健康診断の際にX線検査とエコー検査により、左腎臓の腫瘤と肝臓の外側右葉のやや高エコーのマス様病変が見つかった。左腎の腫瘤のFNA(針生検)では採取された細胞が少ないのと、線維細胞様の非 … 続きを読む

インド犬(パリア犬)の老犬に起きた腸間膜癒着が原因の便秘

13歳の雌のインド犬が4日前から急に便が出なくなったので、近医に診ていただいたがはっきりしたことが分からず、大学病院を紹介したい旨を伝えられたため、過去に掛かったことがある当院に来院した。X線検査の単純撮影では骨盤腔手前 … 続きを読む

咽喉頭に異物(棒のついた乾燥肉の塊)が閉塞した犬

10歳雄のキャバリアキングチャールススパニールが呼吸困難で来院した。レントゲンで咽喉頭に異物が閉塞しているのが分かった為、鎮静麻酔下で摘出した。あと数分で低酸素症で亡くなっていたでしょう。 X線写真と飲み込んだおやつの包 … 続きを読む