投稿者「葉山どうぶつ病院」のアーカイブ

ゴールデンレトリーバーの異所性尿管による尿失禁

7ヶ月齢の雌のラブラドールレトリーバーが仔犬の時から尿を漏らしていたということで精密検査をご希望された。そのためルーチンの血液検査と尿検査および血管造影剤によるX線造影検査を実施した。血液検査結果はほとんど異常が無かった … 続きを読む

ラブラドールレトリーバーの頭頂部の皮膚の炎症性偽腫瘍

6歳半のラブラドールの頭頂部の皮膚に大小の腫瘤が存在、最近増大傾向になってきたので見て欲しいと言うことで来院。大きい腫瘤のニードルバイオプシーの細胞診では紡錘形の非上皮系腫瘍のような細胞が見られたため、万一悪性腫瘍だとい … 続きを読む

犬と猫の口腔内腫瘤2例

1例目はシーズー9歳で飼い主の方がたまたま口の中にできものが出来ているのを見つけて来院した。出来方としては悪性のものには見えなかったので、切除バイオプシーとして対処した。病理検査では線維腫性歯肉腫で、これは歯根膜に由来す … 続きを読む

11歳半のゴールデンレトリーバーのセルトリー細胞腫

耳から汚れが多く出る症状と被毛が薄くなったこと、そしてやや多飲多尿が気になって来院した11歳半のゴールデンレトリーバー。身体検査をすると全身の被毛が薄く、ほぼ全ての乳頭が肥大しており、皮膚は全体に肥厚気味、そして左の睾丸 … 続きを読む

猫の交通事故による横隔膜ヘルニアと骨盤複雑骨折および尾椎骨折

雑種猫が交通事故で全く動けない状況で来院した。ショックの状態だった為、静脈確保により急速点滴、また呼吸が荒く努力呼吸をしており、右側の心音が聞き取り難かった為、胸腔内の液体の存在か横隔膜ヘルニアを疑った。呼吸が落ち着くま … 続きを読む

13歳半の雑種犬の大腿部皮下の起源不明肉腫

13歳半の雑種犬の右大腿部皮下に飼い主が偶然腫瘤を発見して、来院した。まず院内でニードルバイオプシーにて細胞診をしたところ、非上皮系の悪性腫瘍であることが判った。そこで急遽、この腫瘍を切除することになった。切除した組織は … 続きを読む

14歳の猫の回腸の血管肉腫

6月頃から食欲が低下していたが、12月中旬から食欲がなく1日2~3回嘔吐するようになった。体重は当時5.5kgだったのが現在4.95kg。体温39.7℃で白血球数が26000と高く特に好中球が高かった。その他の血液検査結 … 続きを読む

高齢犬の肢端部の腫瘍2例

1例目はシュナウザーの前肢肢端が1週間位で急に増大したというもの。2例目はフラットコーテッド・レトリーバーの後肢肢端に感染症があり、抗生剤である程度治癒していたが、最近になって増大してきたと言うもの。1例目は爪周囲の悪性 … 続きを読む

皮下の異物による慢性化膿性炎症

高齢のビーグルが1ヶ月以上に渡って、皮膚炎があると言うことで来院した。実際は毛で隠れていて分かりづらかったが、痂皮が数ヶ所ありその下は硬いしこりになっていた。血様の漿液が漏れているところもあり、慢性炎症の病巣だった。経過 … 続きを読む

14歳ラブラドール・レトリーバーの脾臓の起源不明肉腫(線維組織球性結節)

日常生活で健康上異常のない14歳のラブラドールレトリーバーが健康診断のX線検査と超音波検査で脾臓の腫瘤が見つかり、脾臓の摘出手術を行なった。摘出した脾臓にできていた腫瘤は2ヶ所で大きな腫瘤は起源不明の肉腫という病理組織検 … 続きを読む