投稿者「葉山どうぶつ病院」のアーカイブ

肛門横にできた巨大腫瘍(肛門周囲腺腫)

  上の写真は数ヶ月前からかなり大きくなってきたという肛門周囲の巨大腫瘍。これだけ大きな腫瘤でも病理組織検査の結果、良性の腫瘍である肛門周囲腺腫でした。   左写真はその巨大腫瘤を大きく切除した後の様子。かなり欠損部が大 … 続きを読む

ウサギの血尿は要注意

     左の写真は右奥に黒いウサギさんがいますが、その左側に赤い血尿をしているのが、お分かりでしょうか?この血尿が数ヶ月間、間欠的に続いていたそうです。レントゲンと超音波(エコー)検査で子宮に腫瘤と液体の貯留が確認でき … 続きを読む

猫の腹腔内壁の血管肉腫

        上の段の左は血腹となっていた腹腔で、腹壁に黒い血腫様の腫瘤が見られる。下の段の左は横隔膜にべったりと葡萄の房のような血腫状の腫瘤が多数見られた。中央は横隔膜にびっしりついていた腫瘤をお見せしている。実はこ … 続きを読む

猫の鼻の扁平上皮癌の切除

    左は術前で鼻鏡部から上唇部にまで及ぶ腫瘍(術後病理組織検査で扁平上皮癌)。右は術後約1ヶ月後の写真。現在は4週間に1回の抗癌剤の治療を継続しています。とても元気で食欲も旺盛で、体重が増えてきました。  

胸の乳腺部にできた肥満細胞腫

     乳腺部に腫瘤ができていても、必ずしも乳腺の腫瘍とは限りません。この腫瘤は当院で針生検(ニードルバイオプシー)をして細胞診をした結果、肥満細胞腫であることが分かりました。肥満細胞腫はグレードⅠとⅡとⅢが … 続きを読む

心筋炎が原因と思われる心室性頻拍(病的不整脈)から急速に改善したゴールデンレトリバー

     上の写真は当日午前中の心電図で、心室性頻拍というかなり深刻な状況でした。症状は発熱があり、横になって動かず、意識もうろう、反応なしというかなり危険な状態でした。          この写真は上から順に … 続きを読む

18歳の老猫さんの脾臓の腫瘤

     18歳という高齢の猫さんが2~3日食欲なく、嘔吐があるということで来院。血液検査で中等度の貧血、白血球(好中球・リンパ球・単球)の増加、慢性腎不全、慢性肝炎が存在することが分かりました。またレントゲン … 続きを読む

トイ犬種の前肢の骨折

                          上段の3枚の写真はトイプードルの前肢の両足の撓骨と尺骨が折れているレントゲン写真で中段と下段が髄内ピンによる修復手術をした後の写真です。このワンちゃんは抱かれていた腕の … 続きを読む

犬の胃拡張胃捻転症候群

   上の左2枚の写真は胃拡張胃捻転症候群で救急来院したゴールデンレトリバーのレントゲン写真です。胃の位置が180度以上回転して、膨満しています。進行例の主な症状は起立不能、虚脱状態、呼吸速迫、腹囲膨満などです。治療は術 … 続きを読む

10歳のウサギの皮膚の腫瘍

10歳のウサギさんの体幹部の表皮に出来た腫瘍。左は術前、右は術後。ウサギの皮膚の”できもの”として最も多いのがパスツレラ感染による膿瘍でしょう。この子の”できもの”は良性腫瘍でしたが、手術をご希望されましたので、摘出いた … 続きを読む