月別アーカイブ: 2014年3月

犬の約10cmのうっ血を伴った副脾

12歳になるラブラドールレトリーバーが健康診断のX線検査で、前腹部に腫瘤(マス)があることがわかった。レントゲン検査では何も異常のなかった3ヶ月前の写真①と今回のレントゲン写真②。超音波検査で8~10cm近いマスとして確 … 続きを読む

ゴールデンレトリーバーの前肢の中手骨の滑膜乳頭状過形成

8歳近い雌のゴールデンレトリーバーの左前肢の甲の部分の腫れに、飼い主が昨日気付いて来院した。多少の熱感はあったが、特に跛行もなく、その部分の触診では嫌がる程度だった。 病理検査結果:診断病理医のコメントは滑膜細胞表面に少 … 続きを読む

猫の細菌感染による化膿性肉芽腫性腸炎に腹膜炎を併発した症例

5歳の日本猫が他院にて治療を受けていたが、一向に食欲元気がないということで転院された。40℃の熱があり、白血球増多(中毒性好中球の出現)などから重度の炎症(感染症など)が疑われた。腹部の触診で中腹部に7~8cm大の腫瘤を … 続きを読む

猫の胸腔の悪性中皮腫

14歳の日本猫が約1ヶ月前から食欲が低下、1週間前より元気食欲なく、呼吸が速く荒いということで来院。血液検査では白血球増多(好中球増加)ストレスによるやや高血糖、やや低蛋白、それ以外は正常だった。呼吸速迫と聴診で心音が聞 … 続きを読む

雑種犬の尾の慢性炎症性肉芽腫の外科治療

数年前から尾の先端をかじったり、舐めたりしてしまい、色々な治療をしても治らないということで来院した。早期治癒をご希望でしたので、病変部を含めた断尾をして治療することになった。 下の写真2枚は術前の尾の病変部 下は尾根部か … 続きを読む