15歳の猫の消化器型リンパ腫が原因の腸重積

 15歳の猫が嘔吐、食欲廃絶で来院。レントゲン検査で胃腸管のニボーラインとエコー検査の腸管の重積している画像(下の二枚の写真)から腸重積と診断、すぐに手術となった。2段目の写真は開腹して腸重積のおきている部分を示している。その下の写真は重積を整復したら、入り込んでいた腸管の一部が硬化した部分(腸管壁の肥厚)とその下の写真はその部分の切開した断面を示し、壁の肥厚と変色している様子。病理組織検査の結果は消化器型リンパ腫で、これが原因でおきた腸重積だった。付属リンパ節の腫大があったため術後の抜糸が終ってから、化学療法を実施している。   

 

 
 

 

 

 

 

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