瞬膜の内側にある線組織の炎症が原因で大きくなると、さくらんぼの様に赤く外側に飛び出してくるものをチェリーアイと呼びます。チェリーアイになった犬は、目を気にして前足でこすったり、まぶしそうに目を細めたり、まばたきの回数が増えたりといったしぐさが見られるようになります。そのほか、流涙(涙を流すこと)や目の充血が認められます。チェリーアイは片方の目だけに起こることもありますが、両方の目に起こることもあります。 通常、生後6ヵ月齢から2歳齢くらいの若い犬に多く認められます。
今回は1歳に満たない若いブルドッグが、1ヶ月ほど前に左目のチェリーアイの手術をして、完全に治癒していましたが、今回は反対側の右目のチェリーアイが発症した。今回の方がより大きな突出(写真①)でしたが、20分弱の手術で終了し、術後(写真②)はきれいに戻すことができた。
写真①
写真②