14歳のM.ダックスフンドの乳腺腫および乳腺良性混合腫瘍

最近になって、下腹部の乳腺が腫れてきたので出来るだけの治療をして欲しいとの主訴で来院したミニチュアダックスフンドに、卵巣子宮全摘出および乳腺の全摘出手術を実施した。4対の乳腺だったため、それほど大きな傷に成らなかったが、漿液貯留が考えられたため、陰圧式のドレインの装着をした。写真①は術前、写真②は切除した組織全体、写真③は術後。病理組織検査結果は乳腺の良性混合腫瘍と乳腺腫でいずれも良性だったため、切除しておけば再発や転移は起こらない。乳腺の腫瘍は50%が悪性、50%が良性と言われており、この子は見た目はとても大きな腫瘤だったが、ラッキーなことに良性のタイプだったため、切除しただけでその後の転移などの心配はない。

写真①

写真②

写真③

 

 

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