8歳のゴールデンレトリーバーの下顎に見られた腫瘤をバイオプシー(クサビ生検)した病理組織検査で線維肉腫疑いという結果が出た。CT検査で骨融解像が見られたことと、腫瘍の発育が早いこともあり、下顎の片側部分切除を実施した。術後の経過も良く翌日から柔らかいお団子状の処方食を手で与えたが全て完食した。術後の摘出した腫瘍の病理組織検査は線維肉腫であった。術後の手術部位の外観はほとんど今までと変わらず、一見したところ言われないと気がつかない顔貌である。
写真は術前のCT画像3D画像そして術前術中術後の下顎病変部、そして術後の切除した腫瘍と下顎骨、さらにそのレントゲン写真(骨融解が1週間前にCT検査した時より進行しているのが分かる)