13歳のシーズーが中手骨を骨折し、手術をすることになったが、術前検査の X線検査で中腹部のマスが見つかり、エコー検査で脾臓のマスであることが分 かった。飼い主の方との相談の結果、脾臓の全摘手術により、病理組織検査を することになった。病理組織検査の結果は悪性リンパ腫でしかもマージナル ゾーンリンパ腫というものだった。これは低グレードのリンパ腫とされている が、組織所見で核分裂像がやや多いことから術後の十分な経過観察が必要で ある。
写真はレントゲンとエコー検査、そして術中の 脾臓とマス。 レントゲン所見で腎臓と膀胱内に結石が存在するのも確認できる。