犬の中手骨骨折整復

15歳の小型ミックス犬が、ドアに左前足をはさんでしまった、とのことで来院された。

 

来院時には左前肢の完全挙上がみられらた。

 

レントゲン検査では、左前肢の第2,3,4,5中手骨の骨折を確認した

骨折整復の手術は、当院の整形外科担当の長澤先生が行った。

全身麻酔下にてピンニング固定による手術を行った。

(第2指はピン無し、第3指は1.0mm、第4,5指は0.8mmのピンを選択)

 

また、掌側はハードキャスト(スコッチキャスト)を使用し、ロバートジョーンズ包帯法にて固定した。

 

術後は定期的に仮骨の増生や骨癒合をレントゲンにて確認し、およそ2か月後にピンを抜去する予定である。

 

おうちのドアで足やしっぽをはさんでしまう事故には注意しましょうね~!

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