犬の膀胱癌(移行上皮癌)

13才のヨークシャーテリアの歯科治療(歯周病治療及び動揺歯の抜糸とスケーリング)の麻酔前に行なう術前検査をした際に、エコー検査で見つかった膀胱壁の腫瘤が、尿検査による細胞診で移行上皮癌の疑いがあった為、切除生検も含めた腫瘤切除を行った。小型犬の膀胱に直径1.5cm近い腫瘍となると、周辺マージンも含めて3cmは切除することになるので、膀胱全体の1/3を切除することになる。以前には膀胱の1/2の切除を行なったこともあるが、最終的にほぼ元のサイズに戻る。病理組織検査の結果は膀胱の移行上皮癌だった。その後順調に経過し、抜糸も終了した。

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