若齢のラブラドールレトリーバーの線状異物による腸閉塞

3日前にもしかしたら刺繍糸を食べたかもしれないが、食べたかどうかも不明。一昨日より嘔吐・下痢・元気食欲無くなり、他院にて皮下輸液と制吐剤を投与。翌日ぐったりしてきたため、当院を受診。発熱40℃、CBCやChemの検査では好中球増多、膵炎なし。レントゲンで小腸領域に小さめのガス像が多数存在。Echo検査で小腸内にかなりの液体貯留。以上の結果から腸閉塞を疑い、開腹手術を行った結果、腸管がアコーデオン状に手繰られており、触診で胃内と小腸内に異物の塊が蝕知され、腸管内には繊維状の異物に触れることができた。胃切開及び小腸切開により刺繍糸が束になった塊状の異物を摘出し、その塊につながる糸を切断して異物の全てを取り除いた。

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