フクロモモンガの自咬症

フクロモモンガの女の子が4-5日前からの下痢とのことで来院されました。

『下痢の直後からおしりを気にしはじめ、あっという間にひと晩でおしりに穴が開いてしまった』とのことでした。

総排泄孔は硬く血行不良を起こし、正常な状態への治癒は見込めないと考えられました。

生涯傷口からの排泄をするようになってしまう可能性があり、今後もずっとカラーをつけた生活になってしまうかもしれません。

この子は傷から便や尿が出ていたため、一命はとりとめてくれそうですが最悪の場合、死に至る可能性もありました。

 

フクロモモンガは自咬で、場合によっては自分の内臓まで引きずりだしてしまうこともあります。

《フクロモモンガが体のどこかを気にして自咬を始めたら、傷になってしまう前にすぐカラーをする。》ということが大切です。

エキゾチックアニマル科担当獣医師 大竹亜希子

エキゾチックアニマル診療時間:毎週土曜日・その他不定期

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