老年のフェレットが元気消失、慢性嘔吐と下痢を呈していた為、血液ルーチン検査とX線検査・エコー検査を行ったところ、脱水と腎機能低下、低血糖、脾臓の低エコー部の存在などが判明したため、静脈輸液をメインとした治療を実施した後、状態が改善傾向になってから、触診で判明した胃内異物の摘出手術と必要があれば脾臓摘出、膵臓のチェックにより、腫瘤などがあればそれも摘出することになった。
胃切開により、胃内異物(毛球)摘出
膵臓の2か所に硬い腫瘤を触知したためいずれも切除 (病理検査:膵臓結節性過形成)
脾臓には複数の隆起部が認められたため、脾臓全摘出手術を実施。(病理検査:うっ血並びに髄外造血)