元気消失・食欲不振・嘔吐・下痢が続き、対症療法や輸液で治療してもあまり改善がみられず、エコー検査で小腸内で流動物の停滞が認められた為、探査的開腹手術を実施。すると小腸の一部に穿孔があり、対側の小腸壁がその部分に癒着していた。また他にも腸間膜が小腸に癒着していたが、そこは腸壁が帯状にクリーム色に変色していた。まず穿孔した障壁の穴を縫合して閉鎖し、変色していた小腸は切除して病理組織検査をすることにした。病理所見は多巣性、化膿性肉芽腫性腸炎という結果だったが、コメントの中にフェレットは猫伝染性腹膜炎ウイルスと類似した病変を形成することがあるので、コロナウイルス感染症の可能性があるということだった。