心筋炎が原因と思われる心室性頻拍(病的不整脈)から急速に改善したゴールデンレトリバー

   
 上の写真は当日午前中の心電図で、心室性頻拍というかなり深刻な状況でした。症状は発熱があり、横になって動かず、意識もうろう、反応なしというかなり危険な状態でした。  

 

    

この写真は上から順に、経時的な変化を示しています。異常な波形(心室性期外収縮)の数が時間と共に次第に減少していくのが、見て取れます。一種類の薬に反応しなかった為、リドカインとプロカインアミドという2種類の薬を併用することでコントロールが出来ました。その後も薬容量を順次減らし、リドカインのみの持続点滴(CRI)とし、さらにその後不整脈治療剤を切ることができ、抗生物質も2種類使っていたので、発熱が続いていたのも改善し、3日後には退院が出来ました。

 

 

 

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