細径内視鏡による生後2か月半の小型犬の胃内異物摘出

小型雑種犬の生後2か月半(体重1.2㎏)が糸屑を嘔吐したので、他に何か食べているかもしれないので、調べてほしいとのことで、来院した。X線検査をしたところ胃内に映る1.8㎝の細く鋭く見える異物が存在。胃の長径が3.5㎝なので、1.8㎝の異物でも腸管に損傷する可能性がある為、内視鏡で摘出することになった。すでに胃の粘膜に出血している部分もあったが、特に鋭い先端を鉗子で把持し食道を通過させ、摘出させた。異物は飼い主の内服していた薬のシートの切り取った一部だった。

 

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