左の写真は猫の犬歯周囲が壊死している状況で、右の写真は そのレントゲン写真。この猫さんは猫エイズウイルス(FVR)が陽性で、免疫が低下してここまで進んだと考えられます。このような通常の歯周病とは異なった歯肉だけではなく上顎骨の重度な壊死まで伴う疾患は猫さんだけでなく、ワンちゃんにも見られます。犬の場合は高齢犬や全身性の重度な慢性疾患(重度の腎臓病や肝臓病、癌の末期など)に見られますが、基本的に歯のクリーニングを日頃からしっかりしていれば、このようなことはまず起こりません。毎日の歯磨きや口腔内のクリーニングを是非、励行して下さい。 |