免疫介在性疾患の国際セミナー出席

先日3日間のJAHA国際セミナーに出席してきた。免疫介在性疾患はかなり複雑な免疫システムが関与していますが、今回のDr.Michael Dayはそれを大変分かり易く解説して頂きました。そしてほとんどの病気が免疫や遺伝子の異常などに関連があることに驚かされました。免疫不全症や自己免疫疾患、免疫関連腫瘍、過敏症などは体の免疫系の異常をおこす素因となるもの(性別・遺伝・内分泌・環境・薬物やワクチン・微生物など)によって起るのでこれらのことを常に念頭において診断していく必要があるということです。また免疫疾患の治療についてもこれらの病気の素因となりうるものを考慮した上で実施していく。腫瘍免疫に関しては多くの因子があると言われており、ライフスタイルや遺伝、性別、食事、免疫監視能などの素因、感染、化学物質、ワクチン、紫外線などの発癌物質が考えられている。したがって治療方法も免疫システム(体液性免疫・細胞性免疫)を理解し、どの行程に作用して効果が出るのかを知らないと、適切な治療方針が立たないことになる。多くの免疫疾患の治療薬が紹介されたがアレルギー治療薬のアポクエルは早く使えるようになりたい物の1つだ。