4月11日(木)20:00~22:30 麻布大学の高木 哲先生の講義に出席。
「腹腔内腫瘍の外科治療」、今回は上腹部編で特に胃と脾臓について深く学んだ。
基本的な生理学・解剖学はもちろんのこと、より早く、そして正確に腫瘍病変を診断するためのコツ(エコー下での細胞診、内視鏡組織生検の使い分け)や、実際の手術の手技(特に切除と縫合法について)、術後の管理(チューブからの栄養療法・注意点)などを学んだ。
また、高木先生が『胃の平滑筋腫(良性)は症状がでると、貧血や低アルブミン血症などにより重篤で手術を躊躇しがちだが、あきらめずに、輸血をしてでも手術をして完治させてあげることが重要』と強くおっしゃっていたことが印象的であった。
当院にも年に数例(犬も猫も)、胃に腫瘍性病変がある症例とであう。
今回のセミナーで得た情報も、日頃の診療にアップデートし、より良い診療ができるよう努力いたします。(安)