7月15日・16日の2日間、東京コンベンションホールにて、第10回猫の集会(JSFM日本猫医学会)が開催され、出席してきた。専門医の模擬診察室や専門医から学ぶシリーズ、さらに診断が難しかった症例シリーズなど、症例を検討しながらの講義は実に面白く、とてもためになった。専門医でもうっかり見逃してしまったり、思い込みにより、間違った診断治療をする可能性があること。そしてそれを防ぐにはしっかりした診断プロセスや診断システムを構築する必要があることを学んだ。また辻本先生のご講演で純血種の猫にPK欠乏症や前駆細胞標的免役介在性貧血が多くなってきたことや、猫の鉄欠乏性貧血の特徴、さらに急性白血病の様々なタイプをを学んだ。また佐藤先生からは慢性副鼻腔炎に原則抗生物質は使わないこと、福島先生の講義ではIBDとSCLの鑑別や慢性腸症にも抗生物質はを使わない等々身近な症例で基本的なことを教わった。2日間は疲れるがとても勉強になった。