先日2日連続して、怪我をした野鳥が保護されて来院した。コジュケイ(写真右)は保護した方がおっしゃるには猫に襲われたらしいとのことでしたが、この鳥は地上で餌をあさる習性があるため、やはりそれが原因だと思います。胸の皮膚と胸筋が裂けて出血していたため、消毒と抗生物質の投与をしたらその後非常に元気になったので、3日目には金沢自然動物公園に引渡し、あとの処置をして頂くことになった。コジュケイの保護をした翌日に来たのが、トンビに襲われて落下したトラツグミ(写真左)で、残念ながら運び込まれた時点で呼吸が止まってしまいました。胸に大きな穴があいており、これが致命傷になったようです。これらの鳥は葉山と秋谷で保護されており、このようなあまり見かけない野鳥が近頃増えてきているということは、冬になると餌を求めて人里に降りてくるのですが、やはり山の自然が少しづつ減ってきていることも原因しているのではないでしょうか?