欧米のエビデンスのある点滴療法として、高濃度ビタミンC点滴療法やグルタチオン点滴療法、アルファリポ酸点滴療法、マイヤーズカクテル療法、さらにキレーション点滴療法などがありますが、それぞれ癌治療やパーキンソン病、アレルギーなどに効果があり、さらには気管支喘息、遅延型フードアレルギー、最近ではアンチエイジングの点滴療法としても注目を集めています。また驚いたことにビタミンCの高用量およびアルファリポ酸、セレン、ビタミンE、マルチビタミンミネラルの投与で放射線被爆対策にもなるのです。
今回は日本で初めて高濃度ビタミンC点滴療法やグルタチオン療法、マイヤーズカクテルなどを導入した医師である柳沢厚生先生(鎌倉の小町でクリニックを開業)の講義を主体に、それを実践している銀座に病院を持つ医師の講義もあり、大変有意義なセミナーでした。50人くらいの出席者の中で医師と歯科医師ががほとんどを占めていましたが、獣医師は5名ほどでした。獣医師の出席者のほとんどが統合医療を目指している先生方でしたので、他の勉強会や学会でお会いした人たちばかりでした。
セミナー終了後、埼玉で動物病院を開業していて以前から統合医療を実施している廣田先生に、動物ですでに使用している薬剤の用量や投与に際しての注意点などをお聞きし、昨日メールで細かい数値の入った資料を送って頂きました。
これから近い将来十分な知識と技術を身につけて、高濃度ビタミンC点滴療法などの点滴療法を動物に応用し、さしあたって気管支喘息(アレルギー性気管支炎)やフードアレルギー他のアレルギー疾患に応用したり、抗癌剤投与による副作用の発現予防や抗癌剤を使えないような状況下の動物の代替医療として、また動物の癌の予防として、あるいは動物の成人病の補助治療や予防として、さらに動物のアンチエイジングとして使って行きたいと考えておりますので、乞うご期待です。