湘南臨床研究会「肝臓の外科手術」に出席(金子・村上・安・小林・中山)

6月5日(木)20:00~22:30 麻布大学の高木 哲先生の講義に出席。

今回は「肝臓の外科手術」について深く学んだ。

今回の講義は肝臓の実際の手術の手技についてではなく

画像診断で肝臓に病変がみられたときに、そこからどう進めていくのか、

手術の前に考えるべきこと、手術中・術後の対応について

といった基本的な考え方を中心に学んだ。

 

肝臓の外科手術は10年前と比べて、安全性が飛躍的に向上してきた。

 

今までは肝臓にアプローチするためには十分な視野を確保するために、上腹部を大きく切開していたが、現在は獣医業界でも腹腔鏡の登場により、小さな切開で腹腔内臓器にアプローチができ、肉眼的観察や組織生検を安全に行うことができる。

 

ちなみに当院にも、腹腔鏡の設備はととのっており、腹腔鏡下における低侵襲生検を行っている。

 

湘南臨床研究会「猫の消化器疾患」に出席(金子・安・小林)

5月23日(木)20:00~22:30 湘南臨床研究会にて石田卓夫先生の講義に出席。

今回は「猫の消化器疾患」の中でも、以下の内容を深く学んだ。

 

1.IBD(炎症性腸疾患 – Inflammatory Bowel Disease)の診断と治療

IBDの病理発生はさまざまな因子が重なって発症すると考えられているが、国や地域によって発生が少ないことがあるのは興味深いテーマであった。

また、話題となっている腸内細菌に対してのプロバイオティクス(特にペディオコッカス)についても詳しく学んだ。

他にも、IBDによる小腸性、または大腸性の下痢に対するさまざまな治療方法・アップデートを学び、飼い主様にご提案できる治療の選択肢を増やすことができた。

 

2.胃・および腸管の腫瘍(リンパ腫・腺癌・肥満細胞腫)

猫の消化器型リンパ腫について、その発生部位や形態に応じて外科手術を実施するかどうかの判断基準を学んだ。

 

猫の消化器疾患は、鑑別診断が多様であるが、そのひとつひとつをしっかりと学び、確かな診断と治療を実施していきたい。

春のレクリエーション(5月9日)

予防シーズンの多忙な時期ではありますが、5月9日(木)にお休みをいただき、スタッフに新人2名を加え、総勢14名でレクリエーションを行いました。

 

今年も去年に引き続き、横須賀市長井にある嘉山農園にいちご狩り農園に行ってきました。

 

ゴールデンウィーク後ではありましたが、まだいちごは残っており、大きく甘味のあるおいしい苺を堪能しました。

そのあとは、ソレイユの丘に移動し、各自自由行動の中で、当院でははじめての写生大会を行いました。

 

投票によって、 優勝は副院長の滝沢先生でした

 

 

入賞は動物看護師の和田さんとサポートスタッフの中井さんでした

【順番に滝沢先生、和田さん、中井さんの作品】

 

お昼ごはんには、園内の魚介バーベキューを堪能し、大満足でした。

 

 

動物病院での仕事は常に緊張感があるため、当院では定期的にお休みをいただき、息抜きを行っております。

 

 

またこのようなレクリエーションは、チーム医療の絆をより深めるよい時間にもなります。

お休みをいただき、しっかりとリフレッシュができたので、引き続き、より良い獣医療が提供てきるよう、努力してまいります。

湘南臨床研究会「腹腔内腫瘍の外科治療」に出席(金子・安・小林・中山)

4月11日(木)20:00~22:30 麻布大学の高木 哲先生の講義に出席。

「腹腔内腫瘍の外科治療」、今回は上腹部編で特に胃と脾臓について深く学んだ。

基本的な生理学・解剖学はもちろんのこと、より早く、そして正確に腫瘍病変を診断するためのコツ(エコー下での細胞診、内視鏡組織生検の使い分け)や、実際の手術の手技(特に切除と縫合法について)、術後の管理(チューブからの栄養療法・注意点)などを学んだ。

また、高木先生が『胃の平滑筋腫(良性)は症状がでると、貧血や低アルブミン血症などにより重篤で手術を躊躇しがちだが、あきらめずに、輸血をしてでも手術をして完治させてあげることが重要』と強くおっしゃっていたことが印象的であった。

当院にも年に数例(犬も猫も)、胃に腫瘍性病変がある症例とであう。

今回のセミナーで得た情報も、日頃の診療にアップデートし、より良い診療ができるよう努力いたします。(安)

当院の新人スタッフ歓迎会

2名の新人スタッフを迎えての歓迎会を葉山の「海狼」で開催。美味しいお食事と楽しい会話でとても和やかな素晴らしいパーティーだった。                院長の両サイドが獣医師:中山由崇、動物看護師:細田凛 よろしくお願い致します。

湘南臨床研究会「皮膚科のエマージェンシー」に出席(金子・安・中山)

3月28日(木)20:00~22:30獣医皮膚科専門医の村山信雄先生の講義に出席。ミニチュアシュナウザーの無菌性膿疱性紅皮症という疾患は診断してから1週間後に死亡するという厄介な病気があることを学んだ。シャンプーをしてから数日後あるいはワクチン接種後などに発症するらしいが、とても稀ではあるが怖い疾患なので、勉強になった。その他原因のわかっていない疾患で気をつけなれければならない多形紅斑や中毒性表皮壊死症、そして厄介な上皮向性リンパ腫や虚血性皮膚障害など大変面白かった。

JAHA1dayシンポジウム「口腔腫瘍を考える」に出席(金子)

歯科・口腔外科医の江口徳洋先生と腫瘍外科医の細谷謙次先生、そして病理医の賀川先生の立場から色々な考察、そしてそれぞれの特徴的な手術手技があって、とても勉強になった。また総合討論の「合併症を考える」ではそれぞれ経験豊富な専門医の合併症についての対処法が大変参考になった。

JAHA国際セミナー「重症救急患者を診るときのコツ」に参加(安)

2月3日(日)~4日(月)の2日間、米国獣医救急集中治療専門医の上田 悠先生の「重症救急患者を診るときのコツ」セミナーに参加してきた

 

『命を救うために、1秒も無駄にできない緊急初期治療。』

 

蘇生と安定化という目標を達成するために、迅速にどの検査を行い、診断に基づきどの治療をおこなうのか。

そして動物救急医療は、獣医師としての知識や経験が強く問われるものである。

 

今回のセミナーでは、

・身体検査でどこまでわかるのか

・短時間の超音波検査のコツ(AFAST/TFAST/POCUS)

・救急時の血液検査の解釈(血液ガスを中心に)

・救急医療から中長期集中医療に移る時のポイント

などを実際の症例のデータや新しい論文情報を用いながら上田先生がとてもわかりやすく解説してくださった。

 

救急時ほどチームワークがものをいう現場はないため、私たちの病院でももっとスタッフ間の救急医療に対する共通認識を強くしていきたい、と感じた。

 

獣医循環器学会に参加してきました(滝沢)

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スタッフ忘年会(クリスマスプレゼント交換会)