中医学研究会の座学と実習に参加(院長・阿部獣医師)

10月5日(木):東京の京橋にある中草薬・漢方薬のイスクラ産業さんの本社で中医学研究会の脈診についての講義と実習があった。楊先生と相沢先生の講義と実際の犬5頭をモデルに脈診の実習をした。私が中国で勉強した際には脈診の実習はなかったので、非常に興味があった。脈はそれぞれ深浅・遅速・強弱・動態・形態・律動を人差し指と中指、薬指の3本又は2本、チワワなどの超小型犬では人差し指1本で感知しないといけないので、人と違いかなり難しい。とにかく経験がとても大切という事が分かり、端からワンちゃんの股動脈を触診して脈診をとることにした。

秋季動物慰霊祭に参加(院長)

10月1日(日):昭和30年代に湘南獣医師会の先生方が日本で初めて動物の慰霊碑を創りましたが、これが鎌倉の材木座の光明寺の境内にあります。毎年春と秋のお彼岸の時期に合わせて動物慰霊祭を開催しています。毎回数百名の方々がご自分のペットの慰霊の為にお参りにいらっしゃいます。私は受付にいましたので、来賓の方々にご挨拶したり、ご誘導をさせて頂いたりのお役目でした。いつものことですがペットが亡くなった後も当時のことを思い出し、元気だった頃のことを当時の担当の獣医さんにお話しされる方が多かった。

ホームページリニューアルの為しばらくお休みしていました(9月分)

9月3日(日):恒例のバーベキューパーティ。今回は台風の影響で猿島での開催ができなくなり、海の公園で行った。日曜とあって、かなりの人出でにぎやかな雰囲気の中で楽しみました。今回は食べて飲んで、その後昼寝する人もいれば、喋り通しの女性スタッフもいたり、私と安先生は午後は釣りに没頭して、数匹の雑魚が釣れたくらいですが、いつに無くのんびりしました。

9月13日(水):日米協会主催のハガティ駐日大使の歓迎昼食会がホテルオークラで開催された。家内と私たちのテーブルに友人や知り合いの方以外に4人の方が同席されて、お互いに名刺交換をして自己紹介したが、企業のトップで大学の客員教授の方やソリューション事業やITコンサルトの方も多かった。森ビルの役員の方もある方からご紹介された。多方面の職業の方達とお会いできるのが、この協会の魅力でもあるかと思います。写真上はビル・ハガティ駐日大使夫妻と藤崎一郎会長夫妻、下は歓迎ランチパーティー当日のハガティ駐日大使のご挨拶

9月14日(木):午後から第6回グリーフケア院内セミナーを阿部美奈子先生により講義をしていただいた。いよいよ各論に入って動物のターミナルケアと良い看取りというタイトルで始まった。しかし何より大切なのはペットのグリーフケアであり、飼い主やご家族と医療関係者との信頼関係にあることがこれまた大切なことであることを再認識させられた。つまりペットのことをご家族の方達と一緒に考えていくことによって、ペットが心身ともに一番ストレスのない状況にしてあげられる、そのことが大切なのです。

9月15日(金)~17日(日):日本臨床獣医学フォーラムの年次大会がホテルニューオータニで開催された。今年は「One Health」というタイトルの大会でしたので、少し意識して、人と動物の共通感染症などのレクチャーを受けてみた。ヒトと動物の薬剤耐性菌の問題についてや共通感染症であるレプトスピラ症(毎年平均20人の方が感染)やクリプトコックス症についてなどいずれも深刻な問題になってきていることに気づかされた。また当院は統合医療を実施しているが、米国のトップホリスティックの獣医師Dr.Martyの講義を聴くことができた。2時間20分のセミナーだったが、実際の症例を検討しながらのサプリメントなどの上手な使い方を示していただいたので、とても参考になった。また特殊な皮膚疾患として皮膚の薬物有害反応というのがあるが、かなり重症になるものがあるようなので、とても勉強になった。他にも自分で興味のあるレクチャーを複数受講してきた。

9月18日(月・祝):国際ロータリークラブ第2780地区の地区大会が相模女子大学グリーンホールにて開催された。特に印象に残ったのが特別講演でのジュディ・オングさんのお話だった。タイトルは「輝いて生きる」でした。彼女は歌手であり女優・木版画家でもあるそうだが、台湾・香港のチャリティーイベントで東北の大震災の義援金募ったり、歌で結ぶ絆の会で南三陸を訪問したり、ロータリーではポリオ撲滅大使として活躍している。その他にワールドビジョン・ジャパン親善大使や介助犬サポート大使までも務めていらっしゃる方でした。お話がご自分のヒット曲「魅せられて」に関連した裏話からテレビや映画でのお仕事での楽しいエピソードやポリオの現状、さらに介護犬の役割と必要性について分かりやすくお話しいただき、ホロッとしたり笑ったり,感動したり、とても良いお話をきかせて頂きました。

9月24日(日):第18回飼い主様向けセミナー「ワンちゃんネコちゃんの痛みに気づけるように」というタイトルで当院の麻酔科担当の安亮磨獣医師が講師として開催した。今回はグループワークを取り入れたとても有意義なセミナーとなった。         このセミナーの趣旨は、動物には痛みを伴っていてもはっきりした症状を示していないように見えますが、よく観察すると実は痛みがあることを表情として現わしているんだということに気づいていただくことが目的でした。今回もセミナー終了後アンケートを書いていただきましたが、いつもとても有意義なセミナーを聴かせていただき毎回楽しみにしていますというご意見が数件あり、とてもありがたいことだと思いますし、我々の今後のセミナーの実施に際してとても励みになります。いつも熱心に聴いていただき感謝いたしております。下はセミナー中のグループワーク中のスナップ写真です。

ホームページのリニューアル準備の為しばらくお休みしていました(8月分)

8月3日(木):中医学セミナーが東京のイスクラ産業本社にて開催された。内容は中医学における脈診についての講義と実習(人の脈診を出席者と楊先生の腕で検証した)でした。                                    8月5日(土):葉山マリーナのサマーフェスタに葉山ロータリークラブの継続プログラム「NEXT」という次の世代に向けた子供たちの為の活動をしようと、震災後の福島の復興支援を含んだいわき移動水族館をサマーフェスタ会場にお呼びし、会場に訪れたお子様を含めた皆様に直接海の生き物に触れることができるユニークな催しがとても好評だった。                                   8月6日(日):第5回グリーフケアセミナーを院内でお願いした。ペットと人に結ばれた絆を断ち切らない動物医療を目指すため、今回はペットのグリーフケアについてのお話でたいへん興味ある内容だった。                       8月23日(水):葉山ロータリークラブが交換留学生(ブラジルの中学生)を預かることになったが、本日日本に到着するルイーザさんを羽田まで皆で出迎えに行くことになった。その時の写真とその後に他クラブに来た他の留学生同士が集まったときの写真と当クラブの顧問である山梨崇仁葉山町長を表敬訪問した時の写真。

ホームページのリニューアル準備の為しばらくお休みしていました(7月分)

7月1日(土)・2日(日):日本獣医がん学会が東京コンベンションホールで開催された。今回はシンポジウムが私にとってとても参考になった。内容は犬と猫の消化器型リンパ腫について、しかもLow gradeからHigh grade のものまで、つまり小細胞性リンパ腫や大顆粒球性リンパ腫などの症候、診断、治療までの全般について各専門の先生方の説明があったので、それぞれの診断治療が大変役に立った。                7月7日(金)~9日(日):大阪の3日間の西日本獣医学フォーラム(WJVF)に出席してきた。国際猫医学協会のゴールド認定を取得している当院では、常によりよい猫の診療を目指し、常に猫医学の最新の情報を取り入れています。今回のフォーラムでは猫医学全般(内科・皮膚科・消化器・糖尿病・神経病・心臓病など)を勉強してきた。   7月17日(日):飼い主向けセミナーを葉山港管理事務所の多目的ホールでの開催となった。講師はロイヤルカナンジャポンの獣医師・阿部理香先生に季節柄、「熱中症と夏に気を付けたい病気」と題して講演をお願いした。26名の参加者が集まり、とても分かりやすい講義でいつも楽しく聞かせて頂いておりますというアンケートが多かった。 7月22日(土)・23日(日):JAHA国際セミナーと言っても海外の講師ではなく、アメリカで獣医神経病専門医の資格を取得し、埼玉動物医療センターに勤務している金園晨一先生の神経病のセミナーに出席した。実際の動画をまじえての講義だったのでとても勉強になった。                                 7月27日(木):NPO法人動物医療助成基金(GPUA=Gift Project for Unhappy  Animal)の現在一番力を入れている活動が「高齢者のペット飼育を可能にする活動」ですが、今回は動物介護施設(老犬ホーム)を併設している横浜市内にあるDOGPARTNERS(ドッグパートナーズ)とWANCOTT(ワンコット)の施設見学に行って、施設長や担当者にお話を聞いてきた。どちらも特徴があり、清潔感があって施設としては申し分ないものだった。                          7月30日(日):東京コンベンションホールにて日本猫医学会(猫の集会)の勉強会に出席してきた。猫の糖尿病の診断治療・糖尿病ケトアシドーシスの管理・先端巨大症の診断と外科治療・猫のクッシング症候群等のセミナーだったが個々の疾患について頭の整理がついた。

ホームページのリニューアル準備の為しばらくお休みしていました(6月分)

6月13日(火):おもちゃ博物館やなんでも鑑定団でおなじみの北原照久様の佐島のお宅で開催された横浜ロータリークラブのテーブルミーティングに訪問させて頂いた。他クラブの方も数人いらしていたが、横浜ロータリークラブの十数人の中で北原さんは当院にいらしたことがありましたし、以前飼っていたワンちゃんが当院にかかっていたとか、長女の鎌倉の習い事で一緒だった方など、意外に知り合いの方がいらして、懐かしいお話などができて、とても楽しいパーティーでした。                 6月18日(日):第4回グリーフケアセミナーが開催された。今回も人と動物に対してのグリーフを理解できる病院(スタッフ全員)であるためにじっくり勉強をした。                   6月21日(水):葉山ロータリークラブの社会奉仕活動として、朝から葉山中学の学生さん達に心肺蘇生を体験してもらった。葉山ハートセンターのスタッフの方々にもご協力をいただき、意外に難しそうなイメージだったのがやってみるとそれほどでもなかったと言う学生の意見が多かった。将来何かの役に立ってほしいと願って昼頃終了した。 6月29日(木):4人の獣医師で立ち上げたボランティア活動NPO法人動物医療助成基金のGPUA(Gift Project for Unhappy Animal)の活動の1つ「高齢者のペット飼育を可能にする活動」の一環として我々獣医師が設立したNPO法人が推奨する施設を現在検討しているが、その1つ老犬介護施設(平塚市のオレンジライフ湘南)を訪問し、施設長さんにお会いしてお話を伺い、見学もしてきた。

ホームページのリニューアル準備の為しばらくお休みしていました(5月分)

ホームページのリニューアル準備の為、しばらく院長コラムを休んでいました。この間に色々なニュースがありました。その内容を簡単にご紹介します。            5月11日(木):スタッフ皆で横浜海の公園でバーベキューパーティー。忙しい時期ではありましたが、毎年恒例のこの時期のイベントは新人スタッフとのコミュニケーションがとれたり、明日への活力にもなる良い機会だと思っています。           5月21日(日):就活フェスという来年就職を希望する大学生や専門学校生が数百人集合し、各動物病院や企業から就職説明会や面談をした。当院のブースは人気があり、数十名の学生が訪れた。                               5月23日(火)~25日(木):葉山ロータリークラブの親睦旅行で熊本県の黒川温泉の黒川壮という歴史を感じさせるとても趣のあるお宿に泊まり、別府の地獄を回り、阿蘇の高原をドライブし、熊本城などを回ってきた。今回の旅行の幹事は若い会員ですが企画が良かったのでとても楽しい旅行となりました。                                  5月28日(日):第3回グリーフケア院内セミナーになりますが、いつもながらとても勉強になる内容でした。飼い主様からお家での動物の生活環境をよくお聞きして、それを参考に動物がグリーフの状態にならないよう病院スタッフがきめ細かなケアと精神面の気遣いを怠らないようにすることが大切であることなど、気づかされることが多かった。

新堀ギター創立60周年記念祝賀会

新堀芸術学院理事長の新堀寛己さんは当院の患者さんだったワンちゃんの飼い主様です。当院の創立60周年の祝賀会に新堀ギターのDANROKというギターグループ奏者をお願いしましたところ、新堀先生ご自身もご出席いただき、大変お世話になりました。その後も葉山ロータリークラブの忘年会にもDANROKをお呼びし、新堀先生ご自身も横浜ロータリークラブに所属しておられる関係で、その日の忘年会にもご出席いただいたり、以前からとてもお世話になっておりましたので、是非とも出席したく参加させていただきました。先生は心の糧になる良い音楽をすべての人々へ広め、「愛を育むメソード=新堀メソード」により、「共鳴し合う感動」を体感していただく。そしてフルハーモニーのメソード・サウンドにより左右の脳を健康的なバランスづくり=幸福体感づくりや生きがいづくりに貢献し、さらに社会貢献が生まれることが未来の夢と語っています。とても素晴らしい祝賀会でした。本当におめでとうございます。

日米協会創立100周年記念式典・レセプション

日米協会創立100周年記念式典・レセプションが帝国ホテル東京/孔雀の間で開催され、約500人の参加者があった。天皇皇后両陛下のご臨席の下、藤崎日米協会会長の開会の挨拶に始まり、安倍晋三内閣総理大臣の祝辞、ジェイソン・ハイランド駐日米国臨時代理大使、さらに全米日米協会連合会ピーター・ケリー理事長の祝辞があった。その後「日米協会100年の歩み」の上映があり、初代会長の金子堅太郎とルーズベルトの関係の説明から、その後太平洋戦争で一時休会となり、さらに戦後に復活して現在に至るまでの歴史を語っている。そのあとは日米の若手会員のスピーチと閉会の言葉を藤崎会長から頂いて終了となった。またさらに隣のホールに移動してレセプションが開催され、天皇皇后両陛下もお越しになりました。岸田外務大臣の乾杯に始まり、両陛下と56人の方々のご挨拶が終わり、ご退場される途中で協会の理事の方が家内を紹介していただきましたところ、両陛下とかなり長くお話ができました。陛下からは「金子さん(金子堅太郎)からは(当時)色々なものを頂戴しました。ありがとうございました」とお礼の言葉を頂きました。また葉山御用邸にいらした時にプライベートでお付き合いされていた方が家内のお友達で親しくお付き合いをしていたこと等をお伝えしましたら、そちらの息子さんのお名前を出され、「○○さんお元気ですか?」と皇后陛下から聞かれ、家内が「はいお元気でおられます」と答えていた。かなり以前のことなのだそうですがしっかり覚えておられたご様子で、家内も感激しておりました。印象としてお二人ともとてもお優しい方なのだという事を改めて実感した次第です。そのあとは日米協会名誉会長、駐日米国臨時代理大使、外務事務次官、全米日米協会連合会理事長、日米協会会長らの鏡開き、そして記念演奏が東儀秀樹さんの演奏に続き、セント・メリーズインターナショナルスクール合唱団、海上自衛隊東京音楽隊の演奏の最後は「ふるさと」で締めくくられ、とても素晴らしいレセプションだった。すべてメディアでも紹介され、NHKはじめ、日テレ、TBS、その他にも紹介された。                                  皇室参加の場合、セキュリティーの関係で一切写真撮影禁止になっていましたので、最低限のものしかありませんが、                                      下の写真は ①式典とレセプションの式次第 ②式典の始まる前の藤崎会長を囲んでの記念撮影 ③鏡開きの様子 ④東儀さんの演奏 ⑤100周年記念誌に掲載された初代会長金子堅太郎と堅太郎の孫にあたる家内のインタビューの1ページ

 

盛り上がった歓送迎会

先日、中華料理の「海狼」さんでスタッフの卒業生と新入生の歓送迎会を開催した。元々オーナーの山本さんはネコさんを飼っておられて、当院の患者さんだったこともあり、時々利用させていただいております。今回も素晴らしいサービスをしていただき、大変おいしくいただきました、ありがとうございました。今回は今までになく盛り上がり、お酒もかなりすすんでしまい2次会以降のことはここでは伏せておきたいと思います。ともあれ生涯忘れられない楽しいパーティーだったことだけは確かでしょう。卒業生はそれぞれ新しいところで活躍されるでしょうし、新人さんはこれから慣れない環境の中で頑張ってくれると思いますが、早く実力ある臨床家になれるよう、我々も手助けをしていくつもりです。(下の写真は「海狼」さんでの集合写真です)