湘南臨床研究会にてこの地区では珍しいバベシア症の症例発表(三谷獣医師)

中年の雑種犬が他院にて自己免疫性溶血性貧血の診断でステロイドにて治療していたが、脾腫が重度だったため、すぐに脾摘をすすめられた。しかし先行きが不安になったため、ある方と相談したら、当院をご紹介いただき、診察することになった。他院ではヘマトクリットが60%あったものが、数日で37%まで減少し、血色素尿が出ていたので、自己免疫性溶血性貧血と診断して、ステロイドで治療していたが、かなりのスピードで貧血が進行して来たため、セルセプトやその後ガンマーガードまで使ってみたが、数日後にはヘマトクリットが14%になり、緊急輸血を実施。この時点で血液塗抹標本を見てみると、初診時には全く検出されていなかった赤血球の寄生虫バベシア・ギブソニが多数寄生していることが判明。ガナゼック(大動物の駆虫薬)が届くまでドキシサイクリンを内服させたところ、溶血が改善し貧血の進行が止まったがヘマトクリットが上昇するまでには至らなかった。しかしガナゼックを1日おきに3回投与した時点でほとんどのバベシア虫体がいなくなった。ただよく見るとぽつりぽつりと寄生している赤血球が確認されたため4回目の投与を最後にしてみた所、赤血球には全く見らず、みるみるうちに貧血が改善していった。

 

 

 

 

 

 

歯科の安先生が、獣医師向け実習セミナーの講師を担当しました

当院の歯科担当獣医師、安先生が 8月22~23日の二日間に渡って

PEPPY主催の ・『使い所満載!すぐに実践できるコンポジットレジン入門』 ・『基礎から学ぶ歯科実習!歯内療法ベーシック』 の実習セミナーの講師を担当しました。

 

比較歯科学研究会の会長である、獣医師・歯科医師の樋口翔太先生と、当院の安先生の2人の講師陣で開催されたこの実習は、早くから申し込みが満員となり、大盛況でした。

 

歯がかけてしまったときの修復や、歯が折れて神経がでてしまったときの治療は、非常に繊細で高度な技術が必要となります。

 

葉山どうぶつ病院では、さまざまな口腔内のトラブルに対応できるように、月に二回土曜日に専門的な歯科診療を行っております。

 

多くの犬・猫が抱える歯肉炎や歯周病など、お口のトラブルは早期発見・早期治療がとても大切になります。 また、健康な歯を維持するためのオーダーメイドの口腔ケア指導も行っておりますので、是非ご相談ください。

 

阿部美奈子先生による久しぶりの対面によるグリーフケア症例検討会

今までzoomでのグリーフケアセミナーを実施していたが、久しぶりの対面でのグリーフケア症例検討会が実現できた。                          それぞれの家庭環境や人と動物の絆を理解し、そして動物たちの詳細な健康状態の把握はもちろん、動物自身の「きもち」を理解するために、充分なコミュニケーションをとることがとても大切であることが、再度実感した検討会だった。

 

湘南ビーチFMにて犬の老化のサインと認知症について解説

短い時間ではありましたが、犬の老化のサインと認知症について解説した。

待合室の日常フォトを更新しました

今回の日常フォトは『劇的before after』と題しまして、

医局の仲間たち(猫3頭、犬1頭)の小さい時と今を比べてみました。

みんなあどけない表情にから大人な顔つきになっていて感慨深かったです。

時が経つのは早いですね!

皆さんのお家の子たちは小さい時どんなお顔でしたか?

保護犬・保護猫さんたちもお家に来た時とかなり表情が変わるのでおもしろいですよね。

今度ご来院の際にはぜひ皆さんのおうちの子のお写真を見せてください!

(写真は長男ケイにゃんの小さい時です。)

動物看護師 北口

JAHA年次大会2023に参加(金子)

日本動物病院協会(JAHA)の7月22日・23日の2日間の年次大会に参加した。今回の獣医師プログラムは複数の獣医師が症例発表した後に各専門医のコメントやアドバイスをしていただき、さらにその内容に関するショートレクチャーを参考に最後にまとめて結論を出すといった内容で、とても面白かった。                   また初日の記念講演は「笑顔あふれる動物病院づくりのために」と題してスタッフ全員が同じ方向に向かって、幸せを感じながら仕事ができるようにするためにはどうすればよいかを教えてくれた。                               フランスの作家、バティスト・ロジェ・ド・サン=テグジュペリの言葉がそのすべてを物語っていた。「船を造りたいのなら、男どもを森に集めたり、仕事を割り振って命令したりする必要はない。代わりに、彼らに広大で無限な海の存在を説けばいい。」     そして、講師が最後に、「本気な人が人を本気にする」・・・納得した。

 

 

 

猫の集会(JSFM日本猫医学会主催)に出席(総院長・金子英生)

7月15日・16日の2日間、東京コンベンションホールにて、第10回猫の集会(JSFM日本猫医学会)が開催され、出席してきた。専門医の模擬診察室や専門医から学ぶシリーズ、さらに診断が難しかった症例シリーズなど、症例を検討しながらの講義は実に面白く、とてもためになった。専門医でもうっかり見逃してしまったり、思い込みにより、間違った診断治療をする可能性があること。そしてそれを防ぐにはしっかりした診断プロセスや診断システムを構築する必要があることを学んだ。また辻本先生のご講演で純血種の猫にPK欠乏症や前駆細胞標的免役介在性貧血が多くなってきたことや、猫の鉄欠乏性貧血の特徴、さらに急性白血病の様々なタイプをを学んだ。また佐藤先生からは慢性副鼻腔炎に原則抗生物質は使わないこと、福島先生の講義ではIBDとSCLの鑑別や慢性腸症にも抗生物質はを使わない等々身近な症例で基本的なことを教わった。2日間は疲れるがとても勉強になった。

 

日本獣医がん学会出席(総院長金子)

7月1日と2日の二日間、ニューオータニホテル東京にて日本獣医がん学会が開催された。メインシンポジウムは膵臓の腫瘍で初日は骨の腫瘍についてだった。骨の腫瘍はやはり、犬種や年齢、症状のある部位などが大変役立つが、画像診断や細胞診、そして病理組織診断で確定診断ができるため、これらが大変有用になる。また膵臓の腫瘍については人に多い外分泌膵由来の膵管癌、また腺由来の腺腫や腺癌がある。犬では内分泌由来の腫瘍が多いが、ベーター細胞由来のインスリノーマに遭遇する機会が多い。その他にα細胞由来のグルカゴノーマおよびδ細胞由来のガストリノーマなどがある。犬のインスリノーマは数例治療した経験があるが、外科切除が基本となるため、CT検査が必要となる。しかし、すでに周辺リンパ節に複数転移していたり、肝臓にも転移が認められたりすることが多く、できるだけ多くの腫瘍を切除し、肉眼では見えにくい腫瘍の取り残しに対しては、ストレプトゾトシンあるいはトセラニブを使用することで、生存率の延長が確認されている。もちろん外科手術の前に内科的な治療や食事療法が大切なことは言うまでもない。今回のインスリノーマの外科で浅野先生の術中血糖値モニターのコツをお聴きしたことが大変勉強になった。

 

 

地域猫の保護と治療期間

葉山の向原で保護されて、当院に入院中の高齢の猫さんがいる。かれこれ2週間になる。病院にお預かりした時から全く動かず、体温の低下と脱水がひどく、輸液を開始したが、入院中も何度か痙攣があり、中枢神経の障害(脳腫瘍の疑いも)があるようだ。2週間たった現在も意識はなく、口から栄養を与えているが、次第に飲み込むことも難しくなってきている。体温も保温をしないと、35℃になることもある。できるだけの看護をしてあげるつもりだ。

BBQパーティーin横浜海の公園

3年ぶりのBBQパーティーin 横浜海の公園

スタッフみんなの協力と、何といっても看護師長のMiss.M.K.の手の込んだ料理の数々には驚いた。しかも全てが美味しいのだ。

お陰さまで贅沢なBBQ料理が堪能できた。

また天気も良く、暑くも寒くもなく、快適でとてもリラックスできた。